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私たちは、皆、後の世代のために環境を保護する義務があります。 高砂グループのアロマイングリディエンツ工場のひとつとして、TAKASAGO International Chemicals (EUROPE) S.A (TICSA)は、環境、衛生と安全の観点から、その管理活動を常に実施します。
持続可能性に関する活動
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工場で発生する廃水および残留物などを合理化によってなくすためのプロジェクトを開始しました。主な目標は以下のとおりです。
- 外注で処理する残留物および廃水の量の最小限化
- 以前は外注で処理していた廃水を社内で処理するための浄水施設の再設計。
- 石油燃料の使用を中止するための、蒸留残留物のみを蒸気ボイラ内で燃焼するための、残留物管理施設の再設計。
- WWTP(下水処理場)に送られる排水の品質改善。
これらの目標の追及により、以下のような成果を得つつあります。
- 電力消費量の10%削減。
- 蒸気生産費の15%削減。
- 残留物外注管理費の70%削減。
- 電力消費量の削減と石油燃料の使用中止による、CO2およびSO2排出量の大幅削減
並行して平塚工場の悲しむべき火災事故を教訓として、TICSAのオペレータおよび責任者の研修では、静電気の危険性を理解させ、その事故防止の重要性を認識してもらうことを重視しています。また当社設備を内部監査し、生産エリアで静電気のあらゆる危険を避けるための行動計画も作成しました。主な行動計画は以下のとおりです。
- 放電と充電のプロセスで設備を固定。
- オペレータに新しい静電気防止作業服を支給。
- 静電気防止ホースの設置。
- 反応炉および蒸留器への新しいサンプル抽出機器の設置。
コミュニティ協力活動
ムルシア市消防局と協力し、年次火災緊急訓練を実施しました。今年の火災訓練のシナリオは、消防士の1つのグループが蒸留器下部の火を消火している間に、もう1つのグループが蒸留器の最上部(高さ10m)で作業する2人のオペレータを救助する、というものです。
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TICSAは、ムルシア市のエネルギーおよび環境技術研究所と協力し、最も優秀な「環境&エネルギー効率の大学プロジェクト」賞の企画を行っています。
これからの持続可能性およびコミュニティのための活動の目標
「産業廃棄物および残留物の最適化プロジェクト」を継続し、予想される主な目標は以下のとおりです。
- 10%の電力消費量の削減
- 10%の蒸気消費量&生産費用の削減
- 残留物外注管理費用の80%削減
上記の活動にまい進し、他者の知識を共有することによって、TICSAはEHS(環境、健康および安全)に関する基盤をより強固にできると考えています。