技術立脚の精神に則り社会に貢献する
高砂香料工業株式会社は、1920年に創業されました。
それ以来、合成香料製造からフレグランス、フレーバーへと事業を拡げながら、常に香料技術の最先端の研究を続けてまいりました。当社は「技術立脚の精神に則り 社会に貢献する」を創業精神として掲げ、食品や化粧品等の製品に特徴を持たせ、豊かな生活のための大切な香料を創り出しています。
1983年には、野依良治教授(2001年ノーベル化学賞受賞 、現当社社外取締役)の協力を得て、不斉合成法による l -メントールの工業化に成功し、不斉合成技術は当社の根幹の技術のひとつとなっています。また、香料で培われた技術を医薬品などファインケミカルの分野にも応用し、豊かな社会づくりに広く貢献してまいりました。
当社は早くから海外での事業活動を展開し、1960年にニューヨークとパリに駐在所を開設したことを皮切りにグローバル化を進め、現在ではアメリカ・メキシコ・ブラジル・フランス・ドイツ・スペイン・シンガポール・中国など、研究所・工場を持つ拠点をはじめ、全5大陸を網羅する30を超える事業所を有するまでになりました。
当社グループは、世界各拠点の機能をグループ内で相互に有効活用することにより成長を遂げてまいりましたが、グローバル経営資源をさらに発展させることにより、世界中で信頼される香料会社をめざしています。
安全・安心の確保と環境への配慮につきましては、「ISO9001」「ISO14001」「ISO45001」はもちろんのこと、製品や原材料検査・分析に係わる試験所としての国際規格「ISO/IEC17025」や、食品の安全性と品質の国際規格「FSSC22000」等の認証を取得してまいりました。
2008年4月には、CSR活動の一環として、環境・衛生・安全への取り組みを推進するため、EHS宣言(E:環境、H:健康・衛生、S:安全)を発表しています。これら、社会および文化への貢献活動、 安全・安心の確保および 環境への配慮を実践し、人々から共感を得られる企業をめざしてまいります。
皆様方の一層のご支援、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。