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新棟 「QA1 」の建設

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2024年5月25日、高砂Europe GmbH(以下、「TEG」)は研究開発・品質部門の新棟オープンを祝いました。従業員、Zülpich市長、ノルトライン=ヴェストファーレン州経済産業省長官をはじめとする代表者が集まり、1999年からTEGが生産を行っているZülpich市での実績と献身を祝いました。

エネルギー管理規格 ISO 50001:2018

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TEGは、国際規格ISO 50001の要求事項に基づき、エネルギー管理におけるパフォーマンスの継続的な改善に努めています。これにより、当社のエネルギー関連目標を実現し、人、自然、気候の保護に貢献しています。Zülpichの事業所は、2014年に初めて認証を受けました。

サステナビリティと温室効果ガス排出量の削減

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TEGは、持続可能性を基本方針としており、環境面では、「Sustainability2030」計画のような取り組みを通じて、環境負荷の低減に努めています。この計画では、温室効果ガスの排出量を削減し、再生可能エネルギーの利用を推進します。グループ全体の科学的目標イニシアティブ(SBTi)の目標達成に貢献し、より持続可能な未来を支えます。

エネルギー消費と太陽光発電

再生可能エネルギーの使用量を増やすため、私たちは屋根にソーラーパネルを設置しています。さらなるエネルギー消費を賄うため、100%グリーン電力を購入し、天然ガスの購入1KWhごとに補正金を支払っています。

廃熱回収

TEGの多くの生産プロセスでは、最終的に廃熱を放出します。TEGはこれまでほとんど利用されずに環境に放出されてきましたが、数年前に廃熱回収を重要な仕事として、プロジェクトに取り組むことを決定しました。今日、TEGはZülpich工場の暖房ネットワークを拡張し、拡散熱源を統合することで、暖房システムと一次エネルギー消費を低減しています。ドレン回収タンクからの残留蒸気を利用することで、より多くのドレンを回収することができ、ガス抜きに必要な蒸気も少なくて済むため、効率が向上しています。2024年に建設された新棟QA1でも、蒸気やドレンを回収してラジエーターやシャワーの温水に再利用を行っています。これらの取り組みにより、通常の冬でも暖房を確保することができ、効率的かつ持続可能なプロセスとなっています。

健康と労働安全

TEGでは、社内の医師と安全専門家が定期的に職場を検査し、リスクアセスメントを実施し、労働安全委員会を組織しています。さらに、労働衛生と予防措置に関する相談に関するインデックスを作成しています。

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TEGでは、地元の消防隊と緊密に協力し、消防隊やドイツ赤十字が、緊急事態が発生した場合に円滑な活動ができるよう、訓練を実施しています。

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高砂グループでは、社会的責任を重く受け止め、社員の健康を第一に考えています。TEGでは毎年「健康デー」を開催し、ワークショップや個別の健康チェック、アクティブなライフスタイルやストレス軽減のための貴重な助言を提供しています。従業員は自分の健康について新たな洞察を得るとともに、健康増進のための実践的な方法を学んでいます。
コーチングやストレス管理、栄養アドバイスなど、TEGでは単にパフォーマンスを促進するだけでなく、健康的で協力的な職場環境を作り上げています。

地域コミュニティ

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TEGは、高砂グループの「Triple T」のロゴのもと、チームワークとチームスピリットを積極的に推進しています。今年で4年目を迎えるケルンでの「ビジネスラン」は、約15,000人が参加するイベントで、参加費の一部は、困っている人々を支援する地元のプロジェクトに使用されます。

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TEGは、地域社会へのコミットメントとサポートを示す様々な活動に積極的に参加しています。活動のひとつとして、敷地周辺の緑化のための寄付をしています。 私たちの寄付によって複数の木が植えられ、地域社会に公園のベンチが贈られました。

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TEGでは、2024年に「従業員数500人未満の企業」部門で初のIGBCEインクルージョン賞を受賞しました。この賞は、重度の障がいを持つ従業員の代表団体が、人事部や従業員評議会と協力し、社内の障がい者のインクルージョンを促進するために、卓越した取り組みを行ったことが評価されたものです。

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TEGは、Zülpichの地元のレクリエーションエリアである「Zülpicher See」の開発協会のメンバーであり、そのプロジェクトを支援しています。レクリエーションエリアはとても充実していて美しく、TEGもサマーパーティを開催しました。

文化・教育活動

高砂グループは、教育プログラムを提供することに力を注いでいます。TEGは定期的に会社の門戸を開き、イベントを開催しています。例えば、2024年には、地元の学校の上級化学コースを招待し、工業における化学物質の実践的な応用を直接体験してもらい、化学と香料の専門的な世界についての見識を深めてもらいました。
さらに、ヨーロッパ有数のビジネススクールであるケルン・ビジネス・スクール(CBS)とも強い協力関係を築いています。TEG所属の学生は、週2日はビジネススクールで、週3日はTEGで実習とサポートを受けています。