先端領域創成研究部門では、ヒトを対象にして、香料や香料が使われている製品の特性や感性価値を明らかにする研究を行っています。

生理心理プラットフォーム

高砂香料は「アロマコロジー（香りのaromaと心理学のpsychologyを組み合わせた造語）」と呼ばれる香りの生理心理効果について、世界に先駆けて研究を進めてきました。中枢神経系、自律神経系、免疫系および内分泌系などの計測を組み合わせることによって、覚醒・鎮静、ストレス低減、睡眠改善といった香りがヒトの心身に及ぼす影響を検討しています。

官能評価プラットフォーム

香りは一般的に複雑な組成から成り、ヒトの感覚・感性に応じてヒトによって評価されるものであるため、香りを扱う分野においては、機器分析と相補的に広く官能評価が採用されています。制御された実験室での官能評価のほか、実際の生活の中での香りに触れるシーンも想定した評価方法に関する研究にも取り組んでいます。