フレーバーに新たな価値をもたらす高砂香料が有する基盤技術
中核となる日本の研究開発によって構築された基盤技術は、付加価値のあるフレーバー開発を進めていく上で欠かすことのできないテクノロジーです。基盤技術の中でも、分析、ヒューマンサイエンス(生理心理)、バイオサイエンス、素材開発、形態化は、フレーバーに新たな価値を創造し、お客様のニーズ・課題解決に貢献しています。
香気解析技術
食品中のフレーバー成分、異臭物質の探索、香りの経時変化など、揮発成分として存在する香りを分析するためのさまざまな最新機器を装備しています。また、レトロネーザルアロマの解析を通じて、喫食時に感知している香りにアプローチしたフレーバー開発にも取り組んでいます。
ヒューマンサイエンス
開発されたフレーバー、さらにはそのフレーバーを用いたさまざまな製品形態のアプリケーションにおける生理心理効果を研究しています。得られた知見は、人々の感情に影響を与えるフレーバー開発にも活かされています。
バイオサイエンス
食品・飲料では、原料の状態、製造工程、保管中の熱や光などによって、独特の異味異臭が感じられることがあり、味覚・嗅覚受容体アッセイを用いた有効なマスキング剤のスクリーニングを行っています。それらの知見を活かし、科学的根拠に基づいた効果的なマスキングフレーバーを提供します。
素材開発
“Learn from Nature” をキーワードに、精油の抽出・分画・再構成に関する研究や機能性物質の探索、酵素法を用いた調合素材の開発を行い、お客様のニーズに適したクリエーションへと活かしています。
形態化技術
お客様の製品の特性に合わせて、さまざまな形態の香料製剤に加工調製することが可能です。新しいタイプの商品開発の他、作業効率の改善にも活用いただけるよう、MICRON®(ミクロン®)、 FLIS®(フリス®)、 乳化などさまざまなタイプの形態の香料製剤を揃えています。