2021年4月よりSustainability2030をスタートいたします。Sustainability2030はマテリアリティを達成していくための中長期計画で、2030年までを3ヵ年ごと3期に区分しております。将来においても安定的かつ持続的な成長ができるよう計画に沿って一つひとつ丁寧に課題を解決していきたいと考えています。
No | 中核的主題 | 戦略 | 戦術 | Phaseごとの目標 | |
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大項目 (マテリアリティ) | 中項目 | 小項目 | 活動内容イメージ | Phase2(2024~2026) | |
1 | 気候変動 | TCFDに対応した戦略の推進 | (気候変動の適応) | シナリオ分析の定期的実施/見直し | Phaseごとにシナリオ分析の見直しを実施 |
(気候変動の緩和)GHG排出量削減 ⇒「2.環境負荷低減」にて記載・管理 | SBTに合致した目標設定 及び排出量削減案の立案・推進 | ・得意先要請に従った1.5℃基準に合致した目標設定の検討 ・排出量削減案の立案・推進 | |||
2 | 環境負荷低減 | 持続可能な資源の利用 | 再生可能エネルギーの調達 | 再エネ使用率の向上 | 2030年までに全電力使用量の30%を再エネ由来電力に切り替え |
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温室効果ガス排出量の削減 |
| SBT(温室効果ガス排出量総量で対2019年度比で2030年までに27.5%削減)の達成 | |||
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水使用量の削減 |
| 水使用(取水)量について2030年度までに対2020年度比で10%の削減(総量)- 毎年1%の削減 | |||
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廃棄物の削減 | 不適合品/未稼働廃棄の発生防止 |
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汚染の防止 | 化学物質管理 |
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大気汚染対策 | 各国の法律に則った、大気汚染物質の量や汚染濃度の把握⇒VOC等排出削減 |
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排水管理/漏洩対策 |
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土壌・地下水汚染対策 |
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廃棄物管理 |
| (定常業務から発生した)廃棄物排出量-2030年度までに対2020年度比で5%の削減(原単位)- 毎年0.5%(定常業務から発生した)廃棄物最終処分率-2030年度までに総発生量の0.5%以下へ削減 | |||
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臭気管理 |
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環境保護、生物多様性及び自然生息地の回復 | (排水管理、調達行為、地域コミュニティ参画、にて記載) | ー | |||
3 | 労働安全衛生 | 労働安全の推進 | コンプライアンス |
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リスクアセスメント |
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インシデント対応・原因究明及び対策 |
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緊急時対応 |
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化学物質管理 |
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機械安全 |
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火災対策 |
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EHS教育・訓練 |
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衛生の推進 | 作業環境管理 |
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作業管理 |
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ワークライフバランスの向上推進 |
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4 | 地域コミュニティ | 地域コミュニティへの参画 | 社会貢献活動に関する年間活動計画表の作成及び実行 | グローバル人事会議にて推進 | |
教育活動・文化活動 | 教育活動 | ||||
香り文化の発展・継承 | 高砂コレクションの運営 | ー | |||
香りに関する展示・博物館への協力 | ー | ||||
5 | グリーンケミストリー | グリーンケミストリー12箇条を念頭においた環境に優しい研究開発の推進 | 環境負荷軽減を意識した技術・製品の開発 | 環境負荷軽減となる触媒・反応開発 | 「化学量論反応から触媒反応」切り替えの推進 |
環境負荷の少ないプロセス開発 | 省エネルギーや廃棄物削減に貢献するプロセスの開発 | ||||
再生可能原料、未利用資源を活用した香料素材開発 | 再生可能原料を活用した環境に優しい香料素材の開発 | ||||
バイオエコノミーを意識した研究開発 | バイオ技術の深化 | バイオ技術の拡充と香料素材開発への応用 | |||
6 | 責任ある調達 | 責任ある調達活動の推進(調達本部) | 「責任ある調達ポリシー」の運用 | 高砂香料サプライヤー行動規範、責任ある調達ポリシーの取引先受領確認 | 引き続き新たなサプライヤーから承諾取得 |
サプライヤー行動規範と責任ある調達ポリシーの遵守状況確認 | 2026年末までに、優先度の高い原料サプライヤー100%の遵守状況確認 | ||||
高砂香料責任ある調達ポリシー要求事項を満たしていない”ハイリスク”サプライヤーの監査 | 2026年末までに、優先度の高い原料サプライヤーの中の”ハイリスク”サプライヤーすべての監査 | ||||
SEDEXの活用促進 | 2026年末までに2020年比でSedex会員3倍(全サプライヤーの45%)にする | ||||
原材料「調達情報」管理 |
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環境に配慮した調達活動 |
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ECM (Engineering Chain Management)強化(TACMI: Takasago global procurement Arts & Crafts Mutual Interaction) |
| ECMによるリニューアブル原料の登録推進 | |||
TaSuKI の推進 |
| 2026年末までに優先度の高い原料55%を川上統合する | |||
全社的な責任ある調達活動の推進 | コーポレート調達ポリシーの遵守確認 |
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7 | 人権 | 企業活動における人権方針の遵守 | 第3者機関の知見を活用した人権・労働環境の定期的見直し・改善スキームの構築 | イニチアチブへの参加及び協働 | 主要拠点におけるSMETA監査の継続及び監査結果による改善 |
従業員教育 |
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人権デューデリジェンスの継続的実施 | 人権DDの実施(年に1回) | 人権DDの継続実施 | |||
重点拠点の更なるアセスメント | |||||
8 | 透明性 | 非財務情報を中心とした情報開示 | 開示情報の充実 | イニチアチブへの参加推進 | 必要に応じてイニチアチブへ参加・コミット |
Sustainability reportにおけるGRI項目の準拠推進 | GRI準拠項目の拡大 | ||||
開示媒体の充実 | CSR活動のホームページへの開示(都度) | 必要に応じて開示 | |||
サステナビリティ報告書の発行(年に1回) | ー | ||||
Sustainability reportの発行(年に1回) | ー | ||||
統合報告書の発行(年に1回) | ー | ||||
SNSによるサステナビリティ活動の配信(都度) | 必要に応じて開示 | ||||
製品の環境等へのインパクトに関する情報開示 | LCA(AI製品)の検討・実施 | 一部AI製品に対して、LCAを検討し、導入・実施(「2.環境負荷低減」にも関与) | ターゲットとしているAI品目のLCA実施と外部認証対応 | ||
Sustainability ID Score(FR製品)の検討・導入 | (必要に応じて)スコアリングメソドロジーの改訂やシステム改修の対応を行う。 |
『項目、活動内容』については必要に応じ見直しを行っております。掲載の内容は最新の情報となります。