東京都庭園美術館「香水瓶の世界展」に協力
東京都庭園美術館は、1933年に完成した旧朝香宮家の邸宅を美術館として使用しています。フランスの装飾芸術家アンリ・ラパンやルネ・ラリックなどが参加して完成した「幻の建築」と言われるアール・デコ様式の建物です。
室内には庭園美術館のシンボルともいえる、セーブル窯で作られた香水塔(Perfume tower)が設置されています。当時は、この陶器に香水を施し香りを漂わせたといいます。
庭園美術館に香水瓶。これ以上相応しい取り合わせもないでしょう
本展では、海の見える杜美術館所蔵の古代の石材やガラス製の香油瓶、セーブル、マイセン、チェルシーの磁器、バカラ、ラリック、デザイナーの香水瓶等。またパリ市立プティ・パレ美術館からの版画、絵画等も加え、総計約350点により、香りの文化と歴史を紹介する展覧会。高砂コレクションからは、スキャパレリ香水瓶"ズット"を出品しました。
また、11月4、5日の2日間、フレグランス研究所の道端嗣海さんが「香りのレクチャー」の講師を行いました。レクチャーでは、香りの表現方法や香水に使用する香料、調合について説明し、天然香料と合成香料の香りを実際に体験してもらいました。両日とも50名ほどの参加者があり、熱心なお客様が多くご好評をいただきました。