第三者機関との協働
高砂香料グループは、持続可能調達を推進する外部イニシアチブに加盟しています。
2016年初めに、労働環境、安全衛生、環境管理、倫理的なビジネス慣行の分野でサプライヤーの評価を促進するSupplier Ethical Data Exchange(Sedex)※1 (AB会員)に加入しました。サプライチェーンのデータをグローバルに共有するための世界最大の共同プラットフォームと個別のサプライヤー・アンケートを利用することで、倫理的なサプライチェーンを確保しています。高砂香料は、お取引先様が「高砂香料 責任ある調達ポリシー」を遵守しているかどうかをモニタリングするため、Sedexの会員になるか、弊社自己評価アンケートに回答するようお願いしています。その結果、2023年度までに約260社のSedex会員サプライヤーが高砂香料グループとのSedex上のリンクを構築しました。
喫緊の課題として、高砂香料グループでは、サプライチェーン上の潜在的または実際に発生している人権への悪影響を管理し、人権デューデリジェンスを実施するため、今年度、第三者機関とのプロジェクトを開始しました。
2017年には、国連グローバル・コンパクト(UNGC)に署名しました。その後、ESGのトレンドを学び、日本における持続可能なサプライチェーンの推進に貢献するため、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)※2に参加しました。GCNJサプライチェーン分科会に参加する各社CSR調達担当者とディスカッションすることで、人権デューデリジェンス等への理解が深まりました。
また、高砂香料グループは、持続可能なパーム油サプライチェーンを推進するため、持続可能なパーム油に関する円卓会議(RSPO)※3および持続可能なパーム油ネットワーク(JaSPON)※4に加盟しています。当社では下表のとおりRSPO認証を取得し、お客様のニーズに応じたRSPO認証製品を供給しています。また、RSPOが定めるShared Responsibilityに対応し、認証パーム製品の消費拡大を図っていきたいと考えています。