品質とサービスをより良いものに改善し維持していくために、グローバルQCセンターが国内外全ての品質管理部門に対し、官能評価や検査技術などに関する様々なトレーニングを実施しています。
このトレーニングシステムは、世界中の全ての顧客に同じ高品質のサービスを提供し、高砂製品が一貫して顧客の全ての要求を満たすか、それを上回ることを保証するための伴となります。最近のフレーバーQCトレーニングでは、官能検査、ガスクロマトグラフィー、メンテナンス手順、ラボ環境の維持のためのベストプラクティス、さらに特定の分析分野を改善・強化するために、拠点のニーズに応えることも目的としています。加えて、ISO/IEC 17025スキームに基づいた技能試験を実施することにより、検査技能を標準化し、最高レベルで維持するだけでなく、検査担当者の意欲を高めることにつなげています。
フレグランスQCトレーニングでは、天然原料や最終製品の嗅覚トレーニングを行い、それらの複雑な性質や特徴を把握することにより、原料・製品の品質の許容水準を共有するための議論も行われました。トレーニング終了後、テクニカル・レファレンスとして妥当性が確認された参加者は、自らの拠点で日常的な嗅覚トレーニングを支援・指導し、フレグランスQCセンターの官能面での窓口として活動します。全てのトレーニングの結果は各拠点の責任者へ迅速に共有されると同時に、必要に応じて課題設定が行われる仕組みになっています。これらのトレーニングは、世界中のお客様に最高品質の製品を提供し続けるための重要な取り組みであり、高砂製品の品質の標準化に寄与するだけでなく、「One-TAKASAGO」としてのQCチーム間のチームワークの向上にもつながっています。