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生産モデルの概要

生産の主な目的は以下の通りです:(1)全生産拠点で同一の品質「高砂品質」の製品を不適合ゼロで製造すること、(2)CSR活動をグローバルに展開し、持続可能な社会づくりに積極的に貢献すること、3)品質管理部門、EHS部門と連携し高砂のベストプラクティスを確立することです。

コーポレート生産ポリシーに基づく標準化の展開

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生産ポリシー

高砂香料グループでは、グローバル機能領域において一貫した目的を持って生産活動やサステナビリティ活動を実施できるよう、「コーポレート生産ポリシー」を策定しています。各拠点の特徴を生かすとともに、グローバルな活動において高砂香料グループとして統一感のある生産活動を推進することで、世界中のお客様に信頼していただける製品供給体制の構築を目指しています。

コーポレート生産ポリシー

私たちは生産活動において以下の事を実践します。

  • 安全・安心・安定した生産体制を堅持し、お客様のニーズに応える製品づくりに努
    め、供給責任を果たします
  • 製造技術の向上と製造管理の徹底による高効率な生産活動を常に追求します
  • 法令遵守を徹底し、人権の尊重、環境保全に配慮した生産活動を推進します

国際会議

生産部門を含めた様々な国際会議(Global Operations Directors Meeting, Global Supply Chain Management Committee Meeting, Global Plant Managers Meeting)を定期的に開催し、情報の共有や連携の強化、高砂香料グループ全体で実施する取り組みの推進につなげています。

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40%_方針、体制、ゼロ災推進活動_画像①
Global Supply Chain Management Meeting

環境リスクへの取り組み

当社がグローバルで持続的成長をしていくためには、気候変動や異常気象による生産活動への影響を潜在的なリスクとして把握し対応することが求められます。生産部門として環境負荷低減に向けた取り組みと並行し、水リスクへの取り組みを進めており、全製造拠点でWWF(世界自然保護基金)-DEG(ドイツ投資開発会社)の「Water Risk Filter」による水リスク評価を実施しました。
また、近年日本で発生した洪水等の自然災害対応で得た教訓や、その後の対策事例を国際会議(Global Operations Directors Meeting)で共有し、類似災害の対策強化につなげています。

ゼロ災推進活動の展開

ボトムアップによる労働安全衛生の実践活動として、日本国内の工場ではゼロ災推進活動を展開しています。

EHS部門によるトップダウンの活動に加えて、生産部門がボトムアップ活動を推進することで、働く人自らが安全な職場を形成していこうというモチベーションを持った安全衛生活動を推進し、ルールだけではカバーしきれない危険にアプローチし、より安全な生産活動を継続することを目指しています。また、当活動を通じて個々の危険に対する感度を上げることに加え、人権尊重の精神に基づいて働く仲間の安全にも配慮できる心を育み、将来の安全衛生活動を推進するリーダーを育成しています。

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南海果工 高砂フード2
左/南海果工 危険予知訓練(KYT)の様子:危険の先取り手法を学び、製造現場で実践する
右/高砂フードプロダクツ 分電盤内のブレーカーの状態を指差し呼称で確認している様子