CULTURE
社員メールアンケート
高砂香料という会社や仕事、働く人々について、社員アンケートを実施しました。
たくさんの社員の意見から、高砂香料の雰囲気を感じていただければ幸いです。
Q1. 高砂香料工業への入社理由を教えてください。
化学・素材メーカーのなかでも、技術力のある部分に魅力を感じました。会社の規模が大きすぎないところも良かったです。
食べることが好きで食品にかかわる仕事がしたいと思っていました。特定のカテゴリーの食品だけでなく、幅広い分野の食品に携われる点に惹かれて入社しました。
シャンプーや香水といった製品を扱う会社を中心に就職活動を行っていました。選考を通じて、柔和な雰囲気と働くイメージができたため、入社を決めました。
大学の授業を通じて、不斉合成技術を用いた当社のl -メントールの工業化を知り、そうした技術を活かしてさまざまな食品や日用品に彩りを与える香料の仕事に携わりたいと思いました。
幼いころから香りに興味があり、香りにかかわる仕事がしたいと思っていたところ、偶然にも展示会や美術展の協賛企業で当社の社名を知り、入社しました。
自分自身の感性で香りを創造し、食品・飲料を通じて世界中の人々に影響を与えることができる香料メーカーの仕事に惹かれました。
Q2. 入社後に感じた、思ったよりも良かったところを教えてください。
世間的な知名度は低くても、業界のお客様からはブランドイメージ(特に技術力)を高く評価してもらっていることを実感しました。
歴史のある企業ゆえに大きな仕事に携わるには入社後時間がかかるのではないかと考えていましたが、若手にも早くから活躍する機会がいただけるため、良かったです。
化学工業で夜勤・現場作業もあるため、体力的に大変そうなイメージでした。しかし、上司や先輩方が丁寧に教育して下さり、きちんと休憩を取りながら作業できるなど、決して無理やりなことはなかったので、安心して働くことができました。
想像以上にグローバル企業だったこと。日々の業務でも英語を使用する機会が多く、日本的な良さを持ちつつも、グローバルに携わることができる唯一無二な企業だと感じています。
入社前は、フレーバーやフレグランスのイメージが大きかったですが、実際に入社してみるとアロマイングリディエンツやファインケミカルなど、化学メーカーとしての側面も大きく、事業の幅広さを実感しました。
研究開発部門では大学の研究室のようなスケールの小さな実験ばかりしているイメージでしたが、実際にはパイロットスケールの試作検討や化学工場における商業生産まで、スケールの大きい化学反応も幅広く経験することができました。
Q3. 入社後に感じた、思ったより残念だったところを教えてください。
化学メーカーかつリーディングカンパニーということで、万全な体制を確立しているイメージがありましたが、常に試行錯誤しながら成長している発展途上の側面があり、ギャップを感じました。
職場では良い香りがしていることを想像していましたが、製造段階では匂いがきついものも多くありました。
香りを扱う仕事ゆえに華やかなイメージをもっていましたが、得意先の商品開発プロジェクトでは常にコンペであるため、意外にも粘り強さや根気が必要な業界だと感じました。
成長はあくまで自分自身に委ねられていること。いつも受身的では自身の成長は見込めません。
幅広い商品製造の一旦を担える一方、BtoBということもあり、売上の推移はお客様に左右される点。
事業部ごとで縦割りな面があり、事業部間の異動があまり多くなかったこと。ただ、入社当初は事業ごとで法規制や顧客に求められるポイントが違うということを理解していませんでした。
Q4. 高砂香料を一言で表すと?
「心優しきエキスパート集団」
各々の分野・部署において、困ったときに頼れる博識な社員が多いです。ときには専門家特有のこだわりが強い部分もありますが、譲歩や妥協点を探りながら結論を導き出すため、皆さん優しいです。
「玉虫色」
当社は社外から見ると、国内最大手の香料会社ですが、それを陰で支える最新鋭の触媒技術開発集団という一面もあります。
「アジア発、グローバル総合香料会社」
フレーバーやフレグランスだけでなく、研究開発でも多岐の分野を扱っており、グローバルで戦えるアジア発の香料会社は良くも悪くも高砂香料しかないと感じます。
「派手さはない一方で、落ち着きがある」
穏やかな社員が多く、経営状態も安定していると感じます。また、これまで培ってきた経験や技術で地道に社会貢献をしている会社です。
「社員に優しい会社」
働く側の視点から見て、福利厚生はもちろんのこと、しっかりとした労働組合があり、会社と活発に意見交換する環境が整っています。
「縁の下の力持ち」
香料や医薬品中間体の製造・販売を行なっているため、表立って会社の名前が出ることは少ないですが、陰で人々の生活を支えています。
Q5. 仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
信頼関係。ものでつながる前に、人と人がつながって商売が成立しているため、お互いを信頼し合うことが大切だと感じます。
相手の方に「もう一度一緒に仕事をしたいな」と思ってもらえるように取り組むことです。
相手に目線を合わせること。仕事柄、相手に説明する機会や専門的な内容を扱うことが多いため、相手の理解度に合わせて言葉を選ぶようにしています。
礼儀とコミュニケーションです。上司や先輩・後輩・外部業者の方など、さまざまな方とやり取りをすることが多いため、相手を尊重しつつ、情報共有や注意事項を伝達する際は、しっかりと顔を見て話をするようにしています。
ビジネスを設計するうえで、できるだけ多くの人の意見を参考にし、かつ自身の知識や経験も日々アップデートしていくことです。
五感と頭を用いて気づくこと。日々の業務のなかで少しでも違和感を感じた際は、そのままにせず原因を追究することで、ミスや事故を防ぐようにしています。
Q6. 上司や先輩、取引先からいただいた記憶に残っている言葉を、その背景とともに教えてください。
「高砂香料の方は良い方ばかりで、担当から外れるのが寂しいです」
長い間、当社を担当していた取引先の営業の方に言っていただいた言葉です。私だけでなく、歴代の社員が取引先の方から信頼されていることを感じ、誇らしくなりました。
「失敗は気にしなくていい」
若手のころ、商品開発を行う過程で思うように成果が出ず悩んでいたときに、同じ部署の先輩から言かけていただいた言葉です。自分もこのような声がけを若手にしてあげたいと思います。
「あなたはなぜその香料が良いと思って提案しているの?」
商品提案の際に、お客様からいただいた言葉です。それまで受け身の提案が多かったのですが、自分の意見を持ち、お客様にその香料の魅力を伝えなければお客様には響かないことを実感しました。
「何かあったときは俺が全責任を取るから、何も心配せずに思うようにやれ」
若手だった当時、大手クライアントから案件の依頼がありました。チャレンジングな案件で、本当に若い自分が担当で良いのかと不安になっていた際に、上司からいただいた言葉です。上司が守ってくれる安心感は、部下がパフォーマンスを発揮する一番の特効薬だと実感しました。
「必ず努力や成果は、見てくれている人がいます」
作業工程の改善を実施した当時、工場長にいただいた言葉です。私の仕事は地道な業務が多いのですが、この言葉のおかげで、毎日を無駄にしないようにしようと励みになりました。
「人間到る処青山あり」
異動で海外勤務になる際、上司からいただいた言葉です。それまでは上に守られて仕事をしていましたが、自分の仕事を自己管理する責任が出てプレッシャーを感じていた際に、この言葉に救われました。
Q7. 高砂香料のとっておきの人を紹介してください。
『他部署の同郷の先輩』
雑学などの知識が豊富で、いつもふざけて笑わせてくれますが、仕事になるととても頼りになるかっこいい先輩です。
『同じ部署の後輩の皆さん』
期日が短くかつ難しい業務にあたるときも、感情を荒げることなく、そつなくやり遂げる姿に、能力の高さと素直さ、器の大きさを感じます。
『直属の上司』
仕事ができることはいうまでもありませんが、いつでも笑顔で接してくれます。頼まれた仕事を完遂した際には、必ずお礼の言葉をかけてくださる点が人としてとても素敵です。
『同じ部署の先輩』
楽観主義者のため、後輩としては少し心配になることもありますが、求められた仕事をそつなくこなし、私が困っているときにはアドバイスや手助けをくださる、頼りになる優しい先輩です。
『他部署の先輩』
常に会社にとって価値のあるビジネスを模索し、有言実行で、ひとりでもビジネスを展開できるバイタリティがある方です。仕事のことには厳しいですが、若手には優しい一面がある点が魅力です。
正直、決めることができないです。ひとりのアイドルやヒーローを立てないのが当社の特徴でもあり、魅力的な人材はたくさんいると思います。
Q8. 10年後の高砂香料工業に期待することを教えてください。
市場、環境、世界情勢の変化に柔軟に対応できる会社になっていること。
業務の効率化を進め、利益率が改善されていること。
100周年に伴い、高砂コレクションが展示される機会がありました。今後も利益追求だけでなく、文化面でも貢献できるような企業として成長していること。
今まで以上に社員を大切にする会社になること。
女性管理職率が3割以上になり、ロールモデルとなる女性社員が増えること。
「One-Takasago」の精神に則って、部署間の連携をしっかり図ることで、経営を支える新たな製品(新規香料素材)を生み出すこと。
Q9. 蒲田でおすすめのお店・メニューがあれば教えてください。
『歓迎の餃子』
ニンニクを使用していないため、ランチでもばっちり!ショウガが効いていて、絶品です。ただし、肉汁にはご注意を。
『丸一のとんかつ』
餃子と並び、蒲田が誇るグルメがとんかつ。そのなかでも、当社の社員が愛して止まない一品です。
『麺屋まほろ芭の旨味だし淡麗中華そば』
淡麗ラーメン自体は多くのお店で食べることができますが、このお店のスープの旨さ・鼻をぬける香りはとにかくバツグンです。本社から徒歩1分以内と立地も最高です。
『ひだまりカフェのオーガニック料理』
本当はひとつに絞れないほど、蒲田にはおすすめグルメが沢山!大手ではない、隠れた名店を探すのも楽しいです。
『鳥久のお弁当』
白い衣の唐揚げが名物で、いつ食べてもサクサクで美味しいです。駅近なのでアクセスもしやすいです。
『ミ・レイのベトナム料理』
料理の美味しさはもちろんのこと、蒲田のディープな側面も感じることができ、ついつい足を運んでしまいます。
Q10. 高砂香料工業を志望する応募者へのメッセージをお願いします。
香料を通じて、世のなかに貢献したい。そんな熱意をお持ちの方がいましたら、ぜひともお待ちしています。香料の可能性を広げるという当社の夢に向かって、力を貸してください!
会社に就職して長く勤めるには、会社や仕事との相性も大きな判断材料だと感じます。できれば気負わず、興味の湧く会社、魅力を感じる職種を探してみてください。「ここで働いてみたい」と思うエネルギーをぜひ大切にしてください。
多くの会社のなかから当社に焦点を当てていただき、ありがとうございます。最後に入社できるのは1社のみで、すべてが満たされる会社を探すのは非常に難しいと思います。そのため、日々の生活で楽しく過ごせる会社と出会えることが大切だと感じます。
当社の生産現場は上層部との距離も近く、自分の意見も伝えやすいので、自発的に行動できる方であれば活躍の場が多くやりがいがあると感じます。
香料は多くの製品に使用されているため、自分が携わったものを商品として目にすることができます。ぜひ、その充足感を一緒に味わいましょう。
仕事は人生の大半を占めます。そのため、たった数年間だけ勉強した専攻内容や仕事に対するイメージだけで会社を選ぶのはもったいないと思います。就職活動は、色々な世界に触れるチャンスでもあるので、広い視点で情報を集め、心から納得して働ける会社を見つけてください。