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フロリダ グレープフルーツ 植樹プロジェクト:経過ご報告

2019年9月27日付ニュースリリースhttps://www.takasago.com/ja/news/411?news_list=1で発表いたしました、米国フロリダでのPeace River Citrus Products社およびThe Scotts Family Companies とのグレープフルーツ植樹プロジェクトですが、開始から4年を経て、いよいよ今秋から、そこで生育した果樹からの果実の収穫が始まります。

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70%_グレープフルーツ

 

当社は、このプロジェクトに参画すると同時に、グレープフルーツ精油の長期的調達に関する合意も得ており、重要な香料原料の長期安定調達に向けた取り組みTaSuKI(Takasago global procurement Sustainability Key Initiatives)の一つに位置付けています。

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TASUKI

 

現地のパートナーとの連携により、かねてからグレープフルーツの栽培に影響を与えているカンキツグリーニング病や、近年、激甚化の傾向が懸念されているハリケーンの被害などのリスクも乗り越えて、計画を推進しています。植樹プロジェクトのスタート時には苗木の調達に遅れが見られたものの、2年目以降は挽回して、結果的には、当初に合意した約1,000エーカーの農園への植樹計画を、約2年短縮して完了させられる見通しとなっています。

 

今日では、天然由来と言うことにとどまらず、環境配慮型の商品開発が求められるようになっていますが、当該農園では、保湿効果により50%程度の節水が期待されるとの研究結果もあるグラウンドカバーを用いた栽培方法などが実践されています。また、生産農家と直接対話し、その果実の加工を担う搾汁会社から精油を調達するスキームは、トレーサビリティ情報の管理の観点からも、規範的な取り組みと言えます。

 

フロリダの産地を取り巻く環境は、様々な課題を抱えた状況にありますが、持続可能なグレープフルーツを目指す情熱に支えられたこの取り組みが、ほぼ四半世紀にわたる減産傾向を弱め、生産者の新たなモチベーションを生み出す一助になることを期待しています。

 

 

 

 

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