CBI学会2021年大会でポスター賞を受賞しました。
高砂香料工業は、東京工業大学との共同研究成果について2021年10月26日~10月28日にオンラインで開催された「CBI学会2021年大会」においてポスター発表を行い、ポスター賞を受賞しました。
Design and Implementation of New Methods for Odor Molecule Generation
(ポスター発表 受賞)
近年、医薬品の開発などにおいて、コンピューターを利用した分子設計技術が大きな進歩を遂げており、その中でも特に、人工知能技術の1つである深層学習が注目を集めています。当社は、東京工業大学との共同研究において、深層学習や強化学習などを用いることにより、目的の香りを有する新しい匂い分子を設計する要素技術を開発しました。本技術を応用し、新たな香料づくりへと展開していきます。
《共同研究について》
高砂香料工業は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の「新産業創出新技術先導研究プログラム」において、東京工業大学と共同提案した「IT創香×IT創薬による匂い分子設計システムの開発」のテーマに取り組んでいます。
この成果は、NEDOの委託業務(JPNP14004)の結果得られたものです。
《CBI学会について》
CBI学会は、化学(Chemistry)、生物学(Biology)、情報計算学(Informatics)という3つの学問分野に関わる先端的な研究開発の基盤構築をめざす非営利の学術団体です。