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JOSに論文が掲載されました。

高砂香料工業は、日本油化学会の英文誌Journal of Oleo Science"Characteristic Odor of the Japanese Liverwort (Leptolejeunea elliptica)"のタイトルで、論文を発表しました。

 

  1. Oleo Sci. 69, (7) 767-770 (2020)

 

https://doi.org/10.5650/jos.ess19262


日本では準絶滅危惧種に指定されているフローラルかつミンティーでアニス様の香りを放つカビゴケの揮発性成分を固相マイクロ抽出(SPME)法により分析し、主成分が4-ethylanisole4-ethylphenolであることを明らかにしました。また、ニューカレドニア産の同種のコケ類の揮発性成分と比較するとともに、におい嗅ぎガスクロマトグラフィーによりカビゴケの特徴香気成分を初めて明らかにしました。今後、得られた知見を新たな香料の開発に応用していきます。なお、本研究は徳島文理大学薬学部の浅川義範教授と共同で実施しました。

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