上海高砂・鑑臣香料有限公司（上海市徐匯区）

高砂香料工業の子会社である上海高砂・鑑臣香料有限公司は、11月20日に本部研究棟のリノベーション完了を祝う式典を開催しました。

新施設は、中国ローカル企業のみならず日系やマルチナショナル企業の得意先のためのクリエーション能力を向上させるべく、グローバルスタンダードへの適合を主眼に再構築されたもので、コンセプトは「Evaluation」（官能評価）と「CIMR」（消費者調査）。これまで以上に、中国における味と香りの嗜好を的確に把握し、食品や日用品など、得意先との共同作業を通じた商品開発を推進する体制が大幅に拡張されました。

高砂香料工業では、中国を重要な市場と位置づけており、昨年は上海高砂・鑑臣香料有限公司の浦東工場を最新鋭の体制に刷新、本年は高砂香料（広州）有限公司で粉末フレーバーの工場が稼動を開始しました。私たちは、研究・製造・販売の三本柱の体制を備えるとともに、拠点間の連携を強化し、世界各国から中国に進出する得意先のパートナーとして、専門技術とサービスの提供を今後いっそう充実させてまいります。