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高砂香料コレクションを磐田市香りの博物館で公開

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『香水瓶<太陽王>』(1946年)
サルバドール・ダリ作
フランス スキャパレリー社

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『梨地鶴蒔絵香枕』 江戸時代

高砂香料工業株式会社は、11月4日から磐田市香りの博物館で開催される秋・冬季企画展『香りの結晶~高砂香料コレクションの煌めき~』に香水瓶など90点の出品で協力いたします。

この展覧会は、高砂香料工業が長年にわたり収集してきた美術工芸品のコレクションから、香りの歴史を彩ってきた香水瓶や香道具など、香りのうつわの遍歴と魅力を西洋と日本の二面から紹介するものです。西洋のものは、ギリシャ、ローマ時代の香油壷をはじめ、西洋ルネッサンス以降の華やかな香水瓶、ルネ・ラリック、エミール・ガレ、ドーム兄弟、サルバドール・ダリといった作家による20世紀前半のアールヌーボー、アールデコのガラス香水瓶があります。日本のものは、「孔雀牡丹高蒔絵沈香箱」「御所風蒔絵香棚」「梨地鶴蒔絵香枕」など香道で使用された華麗な十種香箱のほか、江戸時代の作品を中心とした香道具、香時計、香枕、香炉、香合があります。

磐田市香りの博物館は、人類の歴史とともに豊かな文化を築いてきた香りをテーマとする世界でも珍しい香り専門の博物館で、磐田市に工場をもつ当社は、香りの体験コーナーに設置された「マイフレグランス」(コンピュータによってその人の好きな香水を創るシステム)のほか、展示物の出品や香料の提供を通して協力してまいりました。

古代エジプトの香油瓶に始まり、古代ギリシャ、ローマ、オリエントの香油瓶や香炉、ルネ・ラリックの作品、また香を焚く習慣を持つ中国・日本の香炉、香道具といった世界各国の香りに関する工芸美術品を所蔵する「高砂香料コレクション」は1000点にも及んでいます。

私たちを取り巻く香りが、いかに豊かで幸福な潤いと安らぎを生活にもたらす源泉となることか、はかりえないものがあります。世界23ヵ国にわたるグローバルネットワークを有し、世界の文化と共生する企業を目指す当社では、社会貢献活動の一環として、今後もコレクションの充実をはかるとともに、香り文化の普及活動を支援してまいります。

『香りの結晶~高砂香料コレクションの煌めき~』の開催日程は下記の通りです。

前期「香水瓶 手のひらに煌めく世界」
2006年11月4日―2007年1月14日

後期「香道具 伝統芸道・雅の世界」
2007年1月20日―2007年4月8日

<企画展の問い合わせ先>
磐田市香りの博物館 0538-36-8891
ホームページ http://www.iwata-kaori.jp/

<本件に関する問い合わせ先>
高砂香料工業株式会社 総務部広報室 03-5744-0514