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野依教授が当社スペイン子会社ACEDESAを訪問

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2001年ノーベル化学賞受賞者で当社社外取締役の野依良治教授が、スペインのアリカンテ大学から1月28日に名誉博士号が授与される式典への出席、なら びに29日の同大学での特別講演のためスペインを来訪、式典の前日27日に当社のスペイン小会社Aceites Esenciales Y Derivados, S. A. (ACEDESA)を訪問しました。

ACEDESAはスペイン南東部ムルシア州の州都ムルシア市に立地し、1989年に当社が資本参加して以来、アロマケミカルの生産規模を拡大してきました。2002年には不斉水素化の新設備が完成しており、医薬中間体の製造も開始しています。

030217_acedesa2.jpgバルセロナからの最終便でアリカンテ空港に到着した野依教授は、翌日11時にアリカンテ大学有機化学講座教授のYus氏とともにACEDESAを訪問しま した。現地の報道陣に囲まれインタビューに対応した後、野依教授は2002年に完成したばかりの水素化工程の新工場やACEDESAの工場見学し排水処理 設備、アロマケミカル工場、研究開発室、品質保証関連の現場を見学しました。教授は不斉水素化などの製造設備を見るだけでなく説明者に熱心に質問し、 ACEDESAの研究者も含めて貴重な意見交換もおこなわれました。この模様は、TVや新聞などスペインのメディアで報道されました。

030217_acedesa3.jpg工場見学の後、野依教授夫妻、Yus教授夫妻、ACEDESA関係者でムルシア市内でレストランでの昼食会が開催されました。この昼食会にはムルシア州庁 から科学技術産業工業省総局長のサリナス氏、都市計画環境局長のピラー氏、ムルシア大学から副学長トレス氏ら計18名が出席し交流が深められました。