ルネ・ラリック 香水瓶「レフルール(コティ社)」 画像 ルネ・ラリック 香水瓶「レフルール(コティ社)」 コティがラリックに最初に依頼したのは、「レフルール」というバカラ製の香水瓶につけるラベルだった。ラリックは瓶に貼る紙ラベルではなく、ガラス製のプレートを発案し好評を得た。本作はその後に製作されたラリック製の「レフルール」香水瓶である。瓶の中央にはスイカズラの花の中から裸婦が登場する優雅な場面が表現され、栓には2匹の蝉が向かい合うデザインで仕上げられている。 画像 1912年 フランス コティがラリックに最初に依頼したのは、「レフルール」というバカラ製の香水 … ルネ・ラリック 香水瓶「アンブル(ドルセー社)」 画像 ルネ・ラリック 香水瓶「アンブル(ドルセー社)」 1830年創業の香水店ドルセー社は、ラリックに多くの香水瓶を注文しており、本作はそれらの中でも傑作として名高い逸品である。裾の広がった縦長の器形の四隅は、カリアティード(女像柱)が彫刻され、ラリック独自の彩色法・パチネによる淡い琥珀色(アンブル)の色彩を見せる。これとは別に、黒色ガラスに白いパチネを用いたバージョンも存在し、本作とは全く異なる雰囲気を演出している。 画像 1911年 フランス 1830年創業の香水店ドルセー社は、ラリックに多くの香水瓶を注文しており、本 … ルネ・ラリック 香水瓶「シダ」 画像 ルネ・ラリック 香水瓶「シダ」 ラリックは香水、化粧品メーカーからの注文品だけでなく、オリジナルの香水瓶も数多く製作していて、本作はそのうちの傑作として名高い作品である。緑色のシダの葉は、瓶や栓の周囲を覆い、中央には女性の顔が見える。女性の姿は表裏で表現が異なり、一方は芥子の花を手に持ち、もう一方はその香りを嗅ぐという、ミステリアスな雰囲気を漂わせている。 画像 1912年 フランス ラリックは香水、化粧品メーカーからの注文品だけでなく、オリジナルの香水瓶 … ルネ・ラリック 香水瓶「ユーカリ」 画像 ルネ・ラリック 香水瓶「ユーカリ」 ラリックの香水瓶の中でも著名な作のひとつ。栓に用いられたユーカリの伸びた葉は、すっきりとした瓶の左右に、底部に届くほどの長さで大胆に表現される。こうした栓は「ティアラ形」と呼ばれ、「りんごの花」などさまざまな香水瓶に形を変えて流用された。 画像 1919年 フランス ラリックの香水瓶の中でも著名な作のひとつ。栓に用いられたユーカリの伸びた … ルネ・ラリック 香水瓶「夜に(ウォルト社)」 画像 ルネ・ラリック 香水瓶「夜に(ウォルト社)」 イギリス人の服飾デザイナー、シャルル・フレデリック・ウォルトが1892年に創業したウォルト社は、ラリックへ28種類もの香水瓶のデザインを依頼して多くの名品を発売した。この作品は夜空をイメージしたモダンなデザインで、球形の瓶に星を浮き彫りにし、ブルーのパチネを施している。 画像 1924年 フランス イギリス人の服飾デザイナー、シャルル・フレデリック・ウォルトが1892年に … ルネ・ラリック 香水瓶「カランダル(モリナール社)」 画像 ルネ・ラリック 香水瓶「カランダル(モリナール社)」 南フランスの香水の町・グラースに創業したモリナール社の依頼により製作された香水瓶。丸い瓶の周囲をさまざまな姿態の裸婦が取り囲み、瓶の首と栓には小さな花が隙間なく施され、薄紫のパチネが彩られた可憐な品である。黒や金など他の色彩による異なる雰囲気の同型の作も存在する。 画像 1937年 フランス 南フランスの香水の町・グラースに創業したモリナール社の依頼により製作され … 一覧に戻る