マイセン 色絵香水瓶「若い娘を背負う修道士」 画像 マイセン 色絵香水瓶「若い娘を背負う修道士」 ヨーロッパ各国でのマイセンの人気を牽引した彫刻家ケンドラーは、小型の彫像制作において、その才能を大いに発揮した。修道士を主人公にした本作では、アヒルを左手に、右手に卵の入った籠を抱え、麦藁を背負う姿を、細部にわたって繊細に表現している。しかしよく見ると、麦藁の中には若い女の顔が見える。敬虔を装った修道士への風刺を表しており、なんとも洒落の効いた表現で、当時の人たちの遊び心を見せる作品。 画像 18世紀 ドイツ ヨーロッパ各国でのマイセンの人気を牽引した彫刻家ケンドラーは、小型の彫像 … ベルリン王位磁器製陶所 色絵天使文香水瓶 画像 ベルリン王位磁器製陶所 色絵天使文香水瓶 松明を手に舞う天使の姿と、裏側に花束が描かれている。描かれた文様に対して、頭上の栓は金鯱の形で表現されており、何ともユニークな組み合わせである。底裏にはベルリン王立磁器製陶所を示す、染付の王の笏と、赤絵のKPM、宝珠の銘が記されている。 画像 20世紀初頭 ドイツ 松明を手に舞う天使の姿と、裏側に花束が描かれている。描かれた文様に対して … チェルシー 色絵香水瓶「アルルカン」 画像 チェルシー 色絵香水瓶「アルルカン」 1745年、イギリスに創業したチェルシー窯は、マイセンの彫像作品に想を得たフィギュアの香水瓶を数多く製作して、大いに人気を博した。カラフルな衣装をまとい、黒いマスクをつけた道化役者「アルルカン」は、香水瓶の格好の題材であったのか、他の窯でも同じような作例がある。 画像 18世紀 イギリス ウェッジウッド 女神天使文香水瓶 画像 ウェッジウッド 女神天使文香水瓶 1759年に創業したイギリスのウェッジウッドは、独自の技法による新製品「ジャスパー・ウェア」を発明して人気を博した。青や緑、黄色といった素地に、カメオ風の白いレリーフを施した作品は、当時流行した新古典主義にあやかって好評を得て、ヨーロッパ各地の窯が同様の作品を模倣するまでに至った。本作のような古代風のレリーフを施したジャスパーの香水瓶は、器形違いで大量に製作されており、人気のほどが窺われる。 画像 18世紀後半 イギリス 1759年に創業したイギリスのウェッジウッドは、独自の技法による新製品「ジャ … ロイヤルコペンハーゲン 花文香水瓶 画像 ロイヤルコペンハーゲン 花文香水瓶 ロイヤルコペンハーゲンは、1775年に王室御用達窯としてデンマークに創業され、現在まで世界中で愛される名窯である。1889年のパリ万国博覧会では、本作のような釉下彩作品を発表してグランプリを受賞。植物や昆虫、魚をモティーフに、アール・ヌーヴォー様式の作品を多数製作して、日本をはじめ、陶磁器業界に多大な影響を及ぼした。本作は、可憐な花が柔らかな色彩を放ち、上品な作風で仕上げられている。 画像 20世紀初頭 デンマーク ロイヤルコペンハーゲンは、1775年に王室御用達窯としてデンマークに創業さ … 日本陶器 ラスター彩花鳥文香水瓶 画像 日本陶器 ラスター彩花鳥文香水瓶 日本陶器は、1904年に輸出商社・森村組が名古屋に設立した陶磁器製造会社である。製品は全米各地で大々的に販売され、それらは現在「オールドノリタケ」と呼ばれて広く知られている。オールドノリタケの中でも、本作のようなアール・デコ期の製品は、垂涎の的としてとりわけ人気が高い。これらの香水瓶には光沢を放つラスター彩で装飾がされており、絵付はすべて職人の手描きである。 画像 1920~30 日本 日本陶器は、1904年に輸出商社・森村組が名古屋に設立した陶磁器製造会社 … 一覧に戻る