刻文把手付香油壺 画像 刻文把手付香油壺 銅の産地として、古くから各地と活発な交易活動をおこなっていたキプロスは、また、香りの成分のひとつサイプレス(シプレー、糸杉)を多く産した。土器に幾何学文様を刻む装飾はこの時代のキプロス土器に見られる特徴で、西アジアの香の文化をギリシアに伝えたと考えられるキプロス産の香油瓶は広く東地中海一帯で出土する。 画像 前6-5世紀 キプロス 銅の産地として、古くから各地と活発な交易活動をおこなっていたキプロスは … コリント式把手付香油壺 画像 コリント式把手付香油壺 画像 前7世紀 ギリシア 赤絵式注酒器形香油壺 画像 赤絵式注酒器形香油壺 この形はギリシア陶器の型式名アスコスで、本来は酒を注ぐ器だが、小さくつくられて、香油瓶として使われることも多かった。表面に描かれているのは白鳥であると思われる。白鳥は、太陽神アポロやその侍女、ヴィーナスに関連づけられる美しい姿であるから、香油瓶のモチーフにふさわしいものであろう。 画像 前450年 ギリシア この形はギリシア陶器の型式名アスコスで、本来は酒を注ぐ器だが、小さくつ … アラバスター製筒形香油瓶 画像 アラバスター製筒形香油瓶 アラバスターはエジプトの地名アラバストロンに由来するとも言われる。美しく白い半透明の石材で大理石より軟らかく、加工が容易であったので、古代よりさまざまな工芸品に使用された。特に油分が外部に沁みださないので香油や香膏を入れておくのに重宝された。 画像 前3世紀 東地中海沿岸域 アラバスターはエジプトの地名アラバストロンに由来するとも言われる。美しく … 一覧に戻る