縮、柴船、極書 画像 縮、柴船、極書 紀州徳川家が所有していた名香と伝える。目録とともに26種類の香木が収められている。「柴船」はひとつの香木(伽羅)を四つに分け、それぞれに香銘がつけられた有名な「一木四銘」のひとつと思われる。命名者および所蔵者については諸説あるが、一説によれば柴船は仙台の伊達家が所持したもの。「縮」は御家流百二十種名香のひとつで、佐々木道譽が銘をつけたと伝える伽羅である。 画像 紀州徳川家が所有していた名香と伝える。目録とともに26種類の香木が収められ… 蘭箸侍(らんじゃたい) 画像 蘭箸侍(らんじゃたい) 最も有名な香木と言っても過言ではない。正倉院に蔵された「黄熟(おうじゅく)香(こう)」を切り取ったもので東大寺とも呼ばれ、蘭奢待の各文字に東大寺が隠されていることで知られる。名香の中でもとりわけ名品を集めた「十種名香」の一つ。足利義政や織田信長、明治天皇など、時の権力者が切り分けたことでも有名である。所蔵品は源頼政からの伝来とあり、御家流の香人井上哉子が所有していたものの一部を譲り受けたものと思われる。 画像 最も有名な香木と言っても過言ではない。正倉院に蔵された「黄熟(おうじゅく) … 六十一種名香と入れ物 画像 六十一種名香と入れ物 六十一種名香とは名香の中から室町期に志野流香道の祖志野宗信が足利義政の命により選んだものとされるが、内容の異同もあり現在伝わるものは江戸中期に成立したものと考えられる。写真ではそのうち「法隆寺」「東大寺」「花散里」を示す。伝来の由来を示す「極書」と、香木を収めた黒漆塗筐錫製筒とともに示す。 画像 六十一種名香とは名香の中から室町期に志野流香道の祖志野宗信が足利義政の命 … 一覧に戻る