立菊蒔絵香合 画像 立菊蒔絵香合 画像 江戸時代 18世紀 植松包美 菊枝鳥螺鈿蒔絵香合 画像 植松包美 菊枝鳥螺鈿蒔絵香合 全体を金地に仕立て、螺鈿で文様を表わす。平安後期から鎌倉時代にかけて流行した沃懸地螺鈿の近代版ともいうべき作品で、鶴岡八幡宮に伝わる「籬菊蒔絵螺鈿硯箱」(国宝)を念頭において作られたものであることが明らかである。植松包美(1872~1933)は古典作品を研究し、それに新しい解釈を加えた作風で知られる。本作もその一環として作られたものであろう。 画像 大正~昭和時代 20世紀 全体を金地に仕立て、螺鈿で文様を表わす。平安後期から鎌倉時代にかけて流行 … 田口善國 渦縄文蒔絵香合 画像 田口善國 渦縄文蒔絵香合 田口善国(1923~98)は近現代の漆芸界を代表する作家のひとり。古典に学びながら独自の作風を確立し、東京藝術大学教授などを歴任。1989年には国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されている。 画像 1981年 田口善国(1923~98)は近現代の漆芸界を代表する作家のひとり。古典に学びな … 錦光山宗兵衛 色絵人物文香合 画像 錦光山宗兵衛 色絵人物文香合 陶製の香合。外面全体に瑠璃釉をかけ、雲気文を金彩で描く。甲盛の蓋中央には花形の窓の中に色絵金彩で花見をする瀟洒な男女があらわされ、蓋裏と身込には藤花と牡丹の折枝が描かれる。錦光山は京都の陶家。慶応年間に六代宗兵衛が海外輸出に乗り出し、明治期には七代が内外の博覧会で高い評価を受けた。色絵金襴手を用いた豪奢な作風で知られる。 画像 明治時代 19世紀 陶製の香合。外面全体に瑠璃釉をかけ、雲気文を金彩で描く。甲盛の蓋中央には … 板谷波山 梅香合 画像 板谷波山 梅香合 板谷波山(1872~1963)は、アール・ヌーヴォー様式や東洋の古陶磁に学びつつ、独自の優美な作風を形成した陶芸家。大正後期は波山が青磁釉をはじめとする単色釉の研究に力を入れた時期。釉薬の貫入(裂文)とみごとな発色に、中国陶磁研究の成果をみてとれる。 画像 1935年 板谷波山(1872~1963)は、アール・ヌーヴォー様式や東洋の古陶磁に学びつ … 藤田喬平 金白金彩扇形香合 画像 藤田喬平 金白金彩扇形香合 ガラス製扇面形の香合。透明感のある薄い桃色のガラスに、大胆に金銀の箔が重ねられる。抽象的な意匠であるが、ざっくりと割れた金銀の箔や重ねられた白や藤色の色彩は、金地のやまと絵を連想させる。藤田喬平(1921~2004)は戦後ガラス芸術の代表的作家。琳派芸術に憧れ、金銀の箔を散らして和歌や古典主題を表現した「飾筥」シリーズで知られる。 画像 1970年代 ガラス製扇面形の香合。透明感のある薄い桃色のガラスに、大胆に金銀の箔が … 一覧に戻る