若松梅枝蒔絵十種香箱 画像 若松梅枝蒔絵十種香箱 水戸徳川家伝来と伝わる十種香道具一式。金蒔絵で華やかに飾られた箱の中には、香炉をはじめ、重香合、焚殻入、火道具、香札、香包など十種香に用いる道具類がぎっしりと詰め込まれている。 画像 江戸時代 19世紀 水戸徳川家伝来と伝わる十種香道具一式。金蒔絵で華やかに飾られた箱の中には … 浜松塩屋蒔絵十種香箱 画像 浜松塩屋蒔絵十種香箱 十種香は室町時代に始まる最古の組香。十種の香木から四種を選んで焚き、その香りを聞いて香木の種類を当てるという遊戯だが、そこで用いられる道具をまとめて収めたのが十種香箱である。全体に金粉を密に蒔き付け、金銀の高蒔絵に研出蒔絵、さらに小さな方形に切った金の板を鏤めて室町以来の古典的な文様を表わす。まことに豪華な仕上がりをみせる香道具箱である。 画像 明治時代 20世紀 十種香は室町時代に始まる最古の組香。十種の香木から四種を選んで焚き、その … 楼閣山水蒔絵香箪笥 画像 楼閣山水蒔絵香箪笥 片開きの扉を付け、内に三段の抽出を収めた香箪笥。天板には銀製の提鐶を打ち、抽出の前板には梅花を象った銀製の抓を付けている。また、錠金具や蝶番も銀製で、魚々子地に唐草文を線刻している。箪笥の表面は黒漆塗とし、金銀の薄肉高蒔絵に研出蒔絵を交えて文様を表わす。金工、蒔絵ともに入念な細工がほどこされた高級な香道具である。 画像 明治時代 19世紀 片開きの扉を付け、内に三段の抽出を収めた香箪笥。天板には銀製の提鐶を打ち … 貝藻蒔絵沈箱 画像 貝藻蒔絵沈箱 長方形、被蓋造、蓋の肩を削面にした小さな箱。懸子(身の縁に懸ける盆)が付属しており、そこに香箱六合が収められている。箱の表面は黒漆塗とし、金銀の平蒔絵で流水に貝や貝藻などの文様を描く。また、香箱の蓋表には「桐壷」、「若紫」、「紅葉の賀」など『源氏物語』の各帖を象徴する文様が表わされている。 画像 江戸時代 18世紀 長方形、被蓋造、蓋の肩を削面にした小さな箱。懸子(身の縁に懸ける盆)が付 … 孔雀牡丹蒔絵沈箱 画像 孔雀牡丹蒔絵沈箱 すべての稜線を直角に整えた端正な姿の沈箱。内に懸子を一枚と香箱二合を収める。文様は、岩に羽を休める孔雀と、その周囲に咲き乱れる牡丹を描いたもので、金銀の高蒔絵に微小な貝片を鏤めて、まことに華やかに表現されている。霧に鳳凰、松に鶴、竹に虎といったおめでたい植物と動物の取り合わせを瑞禽嘉木というが、ここにみられる孔雀と牡丹も、近代に至って創案された新種の瑞禽嘉木であろう。 画像 明治時代 19世紀 すべての稜線を直角に整えた端正な姿の沈箱。内に懸子を一枚と香箱二合を収め … 葵紋散蒔絵香割道具箱 画像 葵紋散蒔絵香割道具箱 黒漆地に金と青金の薄肉高蒔絵で葵紋を散らした箱である。この箱には懸子(身の縁に懸ける盆)が付属しており、そこに香刀、香鉈、香鋸、香槌、香鑿、香割盤などが整然と収められている。いずれも聞香に使えるように香木を小さく切り刻むための道具である。箱の表面に散らされている葵紋から、これが徳川、あるいは松平諸家に由来する大名道具であることがわかる。 画像 江戸時代 18世紀 黒漆地に金と青金の薄肉高蒔絵で葵紋を散らした箱である。この箱には懸子(身 … 黒漆塗伏籠 画像 黒漆塗伏籠 伏籠は、衣服を上に懸けて香を焚きしめるのに用いる道具である。細い棒を組んで籠の形にする崩し型と、五枚の格子を組み合わせる格子型があるが、これは後者である。伏籠の内には、やはり黒漆地に下り藤と白餅の家紋を金の平蒔絵で表わし、銀製の火屋を付けた伏籠香炉を置いている。 画像 江戸時代 19世紀 伏籠は、衣服を上に懸けて香を焚きしめるのに用いる道具である。細い棒を組ん … 鶴蒔絵香枕 画像 鶴蒔絵香枕 伽羅枕ともいい、寝ている間に髪に香を焚きしめるために用いられる枕。内に香炉を置く抽出が収められている。外側は全体を濃密な梨子地に仕立て、薫煙を出すための透かしを刳り、金高蒔絵に朱描を交えて飛鶴文を描く。また、内の抽出にも黒漆地に鶴が研出蒔絵で表わされている。 画像 江戸時代 18世紀 伽羅枕ともいい、寝ている間に髪に香を焚きしめるために用いられる枕。内に香 … 一覧に戻る