ファインケミカル
1983(昭和58)年、l-メントールの触媒的不斉合成の工業化の過程で開発された不斉触媒をきっかけに、高砂香料工業のファインケミカル事業が本格化しました。
現在では大規模な不斉触媒ライブラリーに加えて、カップリング反応など多くの触媒を開発し、それらを利用して皆さまの生活を豊にするお手伝いに努めています。製品としては大手製薬会社と協力して開発したGMP医薬品中間体、そして電子写真感光体および電子材料等です。
触媒的不斉合成を利用して製造を行うことで、化学工場からの廃棄物を少なくすることに貢献できます。多くの化学工場における廃棄物削減および効率的な製造のサポートをめざし、高砂触媒を広くお客様に提供しています。
さらに、グリーンケミストリーを突きつめた結果、FDAも推奨する連続フロー製造に2012(平成24)年より取り組み、現在は連続フローを活用してGMP医薬品中間体の商業生産を行っています。