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「香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会」で野依教授が記念講演

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「香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会(TEAC)」創立50周年の特別企画として、理化学研究所の理事長で、当社の社外取締役でもある野依良治教授(2001年ノーベル化学賞受賞者)による記念講演が11月10日にパシフィコ横浜でおこなわれました。

TEACは、昭和32年に日本化学会の分科会として、当社の社長だった平泉貞吉 と大学教授らの尽力で設立された学会で、香料化学、テルペン類の化学反応と合成、精油成分とその化学構造の3分野についての討論会を毎年開催しています。

本講演「未来世代のための科学と技術」は野依教授の意向で、将来の日本の科学技術を担う高校生たちも招待され、定員1000人の会場が満員となりました。

野依教授は、少年時代に湯川秀樹のノーベル賞受賞に感銘を受けたこと、自身の研究者としての歩み、新しい世紀の化学合成 のあり方について自身の考えを述べました。この講演会と並行して、ロビーでは香料関係の展示があり、当社からは光学活性香料を解説したポスターと、メン トールのl体とd体のサンプルが展示されました。野依教授がl-メントールの工業化の経緯 に触れていたこともあり、多くの方々に興味を示していただきました。

その他のプログラムでは、"テルペン類の化学反応と合成"の分野で「2相系での不斉水素化:2-Methyl-2-alkenoic acidの不斉水素化反応」という題目で講演した当社ファインケミカル研究所の五十嵐大輔が「ベストプレゼンテーション賞」に選ばれ、賞状と副賞を贈呈さ れました。

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<本件に関する問い合わせ先>
高砂香料工業株式会社 総務部広報室 03-5744-0514